気体分子の運動に注目して,圧力などのマクロの現象を説明する理論を気体分子運動論といいます.ここでは気体分子と同様に,自由電子の運動に注目して電流やオームの法則,ジュール熱などを説明します.自由電子が陽イオンと衝突しながら進むと仮定して速さの平均を求めるモデルと,自由電子は一定の摩擦を受けて一定の速さで進むと仮定するモデルがあります.授業ノートを参考に繰り返し演習をして,考え方に慣れましょう.
電力は導体内部の電場がする仕事です.自由電子が電場から受ける力で運動する様子をイメージしてください.
*『理系標準問題集 物理』(駿台文庫)が手元にある人は,86,87を解いてみましょう.また,基礎から理解したい人は,下のテキストから必要なところを読んで理解を深めましょう.それから,『セミナー物理』(第一学習社)の基本例題63,発展例題39を演習してください.
5.3.1.電流
動画 テキスト ワークブック
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