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12月, 2006の投稿を表示しています

ギンガメアジ

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画像の背景に,魚の群れがあることにお気づきだろうか。これはギンガメアジの群れである。水温が下がるに従って,ギンガメアジの群れは深度の浅いところに上がってくる。水温は23度まで下がり,ドロップオフの上の方まで上がってきた。残念ながら目の前まで近づくことはなかったが,帯状に群れをなし,渦を巻きながら泳ぐ様子は圧巻であった。
 12月初旬に潜ったとき,ギンガメアジはまだ深度30m付近で渦を巻いていた。そのときの水温が24度。わずか1度の差で海の中はずいぶん変化するものだ。ギンガメアジは四季の変化をダイナミックに教えてくれる。

スイジガイ

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先週の日曜日,オニヒトデ駆除のときにスイジガイを見つけた。何でも形が漢字の「水」に似ているので,スイジガイというらしい。内側の赤と形状が美しいので,置物として人気が高い貝であるが,実はその身も美味である。しかし,置物とするためには貝を土に埋め,身を腐らせる必要がある。つまり,食べられない。一方,身を取り出すためには貝を割らなければならない。
 珊瑚守り隊のメンバーから良い話を聞いた。貝の身に竹串を刺し,電子レンジで20秒ほど加熱すると,身がきれいに取れるそうだ。しかし,竹串を刺そうとすると,貝は身を奥に引っ込め,鋭利な爪のようなものでふたをして,なかなか柔らかい部分を見せない。貝にとっては命がけの戦いである。我慢すること二日間,ようやく昨夜竹串を刺すことができた。電子レンジで加熱すること30秒。無事に身を取り出せた。少しあぶり,味もつけずに食べた。ほのかに甘みがあり,美味しかった。焼酎にも良く合う味だ。
 今は,残った殻をどうやって磨こうかと思案している。

水温20℃

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12月に入ってから,なかなか天候が回復しない。水温もとうとう20度まで下がった。関東でダイビングをする人にとってはまだまだ良い条件なのだろうが,沖永良部島では水温低下を十分実感する温度である。加えて,冷たい北風。オニヒトデ退治で海に入ったのだが,上がった後が寒かった。
 沖永良部島には川はあるのだが,河口がない。川の水は海岸近くで地下に潜り,沿岸で湧き水として海に出る。写真はその付近で撮ったものである。海水と湧き水の温度差で,陽炎のようなものが発生していた。海水と真水の屈折率の差もあるかもしれない。近くまで寄っても魚の姿はぼやけたままだった。ただ,その場所の水温は1℃ほど高く,魚にとっては過ごしやすいのではないかと思った。

離島・遠隔地の障害児教育をサポートするテレビ会議

本日(12/15),2回目のテレビ会議を行った。離島などの障害児教育(障害児という表現は好きではないが,他に適当な言葉がないので用いる)をサポートするのが目的だ。鹿児島大学教育学部の内田先生,土田先生,和泊町社会福祉協議会の村山さん,九州大学工学部の麻生先生,理研の戎崎先生,鹿児島県内の養護学校教員らとともに始めた。沖永良部島には養護学校などの施設がない。近くに養護学校などが無くても,障害児が高校を卒業するぐらいまでは親元で育ってほしいと思っている。そのためには,障害児の周りの人々,保護者や担任らをサポートする必要があると考えた。
 沖永良部島などの離島において,障害児教育の情報は乏しい。小学校や中学校の特別支援学級はもちろん,公共機関の療育センター職員も多くの悩みを抱えながら障害児教育に携わっている。一口に障害児と言っても,その障害は多種多様である。とても一人でカバーできるものではない。専門家の意見を聞くことで,少しでもその助けとなればと思っている。
 今日のテレビ会議でも保護者らの切実な質問が聞かれた。また,内田先生の懇切丁寧な回答はとても勉強になったし,何よりも保護者はその言葉に感激していた。今後,他の離島などでもこのような取り組みが始まることを期待している。また,障害児と,彼らを取り巻く人々が多くの愛情に見守られ,ストレスのない環境を享受できることを願っている。


くじらのボトル

沖永良部島も焼酎のお湯割りが美味しい季節になってきた。大海酒造のくじらの絵が書かれた焼酎。芋くさい感じはそこそこだが,ボディがしっかりしていて美味しい。芋の生産者の写真が裏のラベルにあるのも好感が持てる。最近の焼酎ブームのせいで芋が不足し,中国産の冷凍を使っている酒造会社も多いという。
 ここ数年,ボジョレ・ヌーボーに習って焼酎ヌーボーが多く出ている。皆さんは飲まれましたか。

サンゴ礁再生計画

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和泊町にある製糖工場の下でオニヒトデ退治を行った。写真はそこで撮ったものである。全部で71匹駆除した。
 珊瑚守り隊が発足して4年ほど経つが,その成果かオニヒトデは減ってきた。一方,サンゴが減っているからオニヒトデが減ってきたのではないかという議論も始まった。そこでサンゴを植えてみようかという話が出てきた。サンゴが育つ環境作りや生態系への影響など問題は多いのだろうが,5年,10年とサンゴの成長を見守ることで,人々の環境への関心はさらに高まるのではないか。珊瑚守り隊の会長は,私がエラブにいる間には始めたいと話してくれた。転勤後もエラブに行く楽しみが一つ増えそうだ。

サザエ,コブシメ!

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沖永良部島の南側,ウジジ浜の沖で潜った。深さ7m(水深10m〜17m)くらいの縦穴を抜けたあたりで,拳大のサザエを発見した。これはすごいと思い手に取ったが,採ってはいけない。泣く泣くそこに置き,先に進んだ。ドロップオフまで行き,ギンガメアジの群れを見た帰り,今度は60〜70cmくらいのコブシメ(コウイカ)に出会った。さすがに道具がなかったので捕る気にもならなかったが,これも「旨そう」である。コブシメは被写体としても十分なので写真を撮り,縦穴に向かった。その縦穴の入り口あたり,先ほどのものとは別のサザエが。先ほどのものより小振りであるが,適当な大きさ。なぜか今日は「旨そう」と出会うダイビングだった。

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