光の反射や屈折,分散,散乱,偏光(偏波)などの現象を理解するとともに,具体例をいくつか確認しておきましょう.フィゾーの実験のような光速の測定を扱う問題も頻出問題です.
上の動画で説明しているヤングの実験だけではなく,回折格子,薄膜,ニュートンリング,くさび型空気層,マイケルソン干渉計など,光が強めあったり,弱めあったりする現象を扱う問題は,共通テスト(センター試験)では毎年のように出題されています.どの部分が距離の差になるのか,薄膜のような異なる媒質に侵入するときは光路長(光学距離)を考える必要はあるか,反射をともなう場合は自由端反射か固定端反射かに注意して問題を解いてください.
レンズや鏡でできる像の位置を作図する方法を確認してください.基本的に簡単な問題ばかりなので,間違えないようにしましょう.作図をすることで,凸レンズや鏡によりスクリーンに映る像を問う問題も考えやすくなります.また,点光源から出た光がレンズによりどのように進むかを問う問題がありますが,このような問題では点光源の位置に集まる光を考えることで正解を導くことができます.波面と波の進行方向が垂直である点も思い出しましょう.
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2021年度共通テスト本試第3問A:ダイヤモンドを例に,光の分散と全反射について考える問題
2021年度共通テスト追試第3問B:くさび型空気層
2022年度共通テスト本試験第1問2:レンズでできる像に関する問題
2022年度共通テスト追試験第4問:X線回折,光の回折を思い出しながら解きましょう.
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