1つの物体の運動を考えるとき,外力がわかっていれば運動方程式を用いて解くことができます.2物体の場合は,片方を静止していると見なすと解くことができます.しかし,3つ以上の物体の運動は,一般には紙と鉛筆を用いて解くことができません.
分子運動論のように,非常に多くの物体の運動を考える場合は,再び解けるようになります.このように1つ1つの物体の個性(ここでは速度)を無視して,ミクロな力学的な運動からマクロな現象を解明する物理学を統計力学といいます.分子の運動から圧力を求める問題は,ほとんどの統計力学の教科書で最初に扱われます.
詳細は「『高校生のための物理学』3.4.1.気体の分子運動と圧力」を参照してください.
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