運動の法則の,「力(合力)の向きに物体は運動を変化させる」という部分に注目しましょう.物体の運動を考えるときにとても重要です.加速度の向きに力がはたらくのであって,運動の向きに力がはたらくわけではないので注意しましょう.
運動方程式$m{\bf a}={\bf F}$の左辺は物体の運動を,右辺は物体にはたらく力を表しています.物体に複数の力がはたらく場合は,$m{\bf a}={\bf F}_1+{\bf F}_2+\cdots$となりますが,力がいくつはたらいていても物体の運動は1つです.まずは,$m{\bf a}=$と書いて,どの質量の物体の運動に注目しているのか明らかにしましょう.また,力はベクトルなので,単純に足し算をしてしまわないようにしましょう.大学では運動方程式の$ma=$の部分を,$m\frac{d^2x}{dt^2}=$というように微分を用いて表現します.大学でも困らないように,運動の法則について理解を深めましょう.
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