加速する滑車に取り付けられた2つの物体の運動を扱う場合は,相対加速度を考えなければなりません.相対加速度を考えるときは,地上の観測者が観測する加速度と,滑車とともに運動する観測者が観測する加速度を明確にしてください.
また,滑車に取り付けられた物体は,滑車とともに運動する観測者からは,加速度の大きさが同じで向きが反対の運動として観測されます.これがこの系での束縛条件です.
束縛条件に気付き,加速度の向き(符号)をどうつけるかに注意して,滑車とともに運動する観測者が観測する相対加速度を表す式を立てる練習をしておきましょう.
CHIKAMI's websiteのC16物理学(2.2.8.束縛条件と相対加速度,2.2.9.斜面上の物体の運動)にテキストとワークブックがあります.演習をしたい方は,ダウンロードしてください.
それでは志望校合格に向けてがんばりましょう!
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