光の散乱には2種類あり,1つはレイリー散乱といって光の波長に比べて粒子の大きさが十分に小さいときに起こる散乱です.レイリー散乱では粒子の大きさにより散乱する光の波長が異なります.酸素や窒素を主成分とする地球の大気では青色付近の波長を散乱しますが,二酸化炭素を大気の主成分とする火星では赤色付近の波長帯を散乱します.したがって,地球では散乱されにくい,波長の長い領域の光により夕焼けが赤くなるのに対して,火星の夕焼けは青く見えます.
Two Worlds, One Sun : Left Image Credit & Copyright: Damia Bouic; Right Image Credit: NASA, JPL-Caltech, MSSS; Digital processing: Damia Bouic
共通テストでは,現象を正しい語句を用いて説明しているかを問う問題が多く出題されます.語句と現象について整理しておきましょう.
詳しい説明は下のテキストを参考にしてください.また内容の理解ができたら,ワークブックに取り組んで,自分の言葉で説明したり,例題を解いたりしてください.
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