大学入試の力学では,斜面上の物体か,ばねにつながれた物体に関する運動を題材とした問題が多く出題されます.束縛条件を考えるために,あえて水平方向を$x$軸,鉛直下向きを$y$軸とした問題や,相対加速度を考えるために,あえて慣性力を考えずに解く問題も例題として扱っています.
斜面上の物体の運動を解くときは,重力を斜面に平行な成分と垂直な成分に分解します.このことがルーティンワークになっている人にとっては,斜面上の物体の運動を水平方向と鉛直方向に分けて考えることは大変難しいことです.また,慣性力により垂直抗力の大きさが変化することも慣れないと思います.
図を書いて力を分解することと,丁寧に計算することを心がけて,ワークブックの例題に取り組んでください.
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