等速円運動の加速度を導出するためには,極限の考え方と近似計算が必要です.加速度はそもそも${\bf a}=\frac{\Delta {\bf v}}{\Delta t}$で求められます.時間$\Delta t$を0に近づけると,速度の変化$\Delta {\bf v}$が接線方向の速度$\bf v$に垂直になります.つまり,等速円運動の加速度は円の中心向きのベクトルです.また,動画で説明しているように,角度$\alpha$が0に近いときに成り立つ近似式$\sin \alpha \approx \alpha$の使い方に慣れましょう.この近似式は,高校物理では度々登場します.ただし,角度$\alpha$が弧度法で表されるときの近似式なので注意してください.
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