運動量は質量と速度の積です.運動量が大きいほど,物体が直進しようとする能力が高くなります.今から300年ほど前,運動量$m{\bf v}$と運動エネルギー$\frac{1}{2}mv^2$のどちらが運動を表す量としては本質的かという議論「活力論争」がありました.ワークブックの例題2を解いてみると,運動量と運動エネルギーの違いがよく分かると思います.
運動量と力積の関係から,「力は運動量を変化させるものである」と再定義することができます.後で学びますが,ニュートンは運動方程式を運動量を用いて表しました.
この章では運動量について扱います.まずは運動量と力積の関係について理解を深めてください.
0 件のコメント:
コメントを投稿