物体に力を加えて移動させたとき,力と変位の積(内積)を仕事といいます.したがって,仕事を考えるときは物体に加えた力と,物体がどちら向きに移動したかに注目する必要があります.
力が正の仕事をするとき,力は物体の速度を加速させようとします.反対に,力が負の仕事をするとき,力は物体の速度を減速させようとします.忘れがちなのが,力と物体の移動する向きが垂直のとき,このときは力がする仕事は0です.例えば垂直抗力や,物体が等速円運動するために必要な力である向心力は,常に物体の運動に対して垂直にはたらくので仕事が0です.気をつけましょう.
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