ドップラー効果は音に限らず,波源や観測者が運動することにより起こる現象です.
ドップラー効果に用いる式は,基本的には $v=f\lambda$ だけです.波源の運動により波長が変化することと,観測者の運動により観測する振動数が変化することを分けて考えて,いまどの量が変化しているのか把握するようにしましょう.また,波源と観測者の相対的な運動により振動数の変化が観測されるので,波源と観測者が同じ速度で運動するような場合はドップラー効果は起こりません.
大学入試では,ベルトコンベア上の物体を移動しながら受け取るような問題や,観測者が観測する時間の変化を問う問題も出題されています.どの量に注目すればよいのかという感覚を,問題演習を通して養ってください.
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