今週から科学哲学について扱います.対象として高校普通科の1年生を想定しています.はじめに科学とは何かということについて考えます.
ワークブックにある生き物を分類します.あらかじめ,動物の名前を書いたカードを用意しておくと作業がしやすいです.ワークはグループで行った方が,いろいろなアイディアが出るので面白く,発展性があります.ワーク1の作業を始めると,生徒は中学校で動物の分類を学んでいるので,すぐに脊椎動物と無脊椎動物に分けることができます.ここで,他の分け方はないかと声かけをしてください.「食べられるものと食べられないもの」,「海に住むものと陸に住むもの」というように分けることが多いようです.
ワーク2では,ワーク1での分類を三段論法により説明します.そうすると,脊椎動物と無脊椎動物に分ける方法以外では,大前提が成り立たないことに気付く生徒が多いと思います.三段論法は推論の方法として非常に強力なツールなので,大前提から考えさせることの重要性を伝えてください.
ワーク3ではほ乳類の中のイルカのような,外見や生息域が他のものと大きく異なるものに気付かせ,その理由を考えさせるようにします.時間があれば,問に対して三段論法により仮説を立てるさせると良いトレーニングになると思います.
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