1年間で研究が完結するようなテーマはほとんどないと思います.そこで後輩たちにテーマを引き継いでもらい,長い時間をかけて研究することで研究を完結させようとするものが現代版郷中教育です.ねらいは対話的な学びを実現することです.生徒たちが郷中で理解を深め,私たちよりも高度な知識をもって,研究を行うことを期待しています.
高校の教員はそれぞれ専門分野がありますが,ときには専門外の研究テーマを指導しなければならないことも多いと思います.現代版郷中教育が上手くいけば,私たちの負担がかなり小さくなることが期待されます.私たちは生徒の研究を指導する(教える)のではなく,生徒との対話的な活動の中で,「その知識は正しいの?」,「出典は信頼できるの?」というような,批判的な思考を促すような声かけができればいいと思います.
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