相互誘導は,自己誘導と同様に交流で本領を発揮します.交流で学ぶ変圧器の原理を理解するためにも,コイル1に流れる電流の変化によりコイル2に誘導起電力が発生する仕組みを,直流で理解するようにしてください.
相互誘導インダクタンス $M$ の導出は,自己インダクタンス $L$ の導出と同様に,ファラデーの電磁誘導の法則から出発します.単位長さあたりの巻数と総巻数の違いに気をつけて導出してください.
大学入試では,1巻の自己インダクタンスからコイル全体の自己インダクタンスや,相互インダクタンスを求める問題も出題されます.問題をよく読んで,与えられた量を確認するようにしましょう.
詳しい説明は下のテキストを参考にしてください.また内容の理解ができたら,ワークブックに取り組んで,自分の言葉で説明したり,例題を解いたりしてください.
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