電流や電荷の運動により生じる磁場を表す量が磁束密度 $B$ です.磁束密度はベクトルなので $\bf B$ や $\overrightarrow B$ と表すこともあります.磁束密度は電流 $I$ や電荷の運動(速度 $v$ )により定義されますが,電流や電荷の運動と磁場が垂直なときに有効となる量なので,単純に公式を利用するのではなく,向きを確認しながら演習を行ってください.
磁束密度は単位面積当たりの磁場を表すので,磁束密度 $B$ に面積 $S$ をかけた量を磁束 $\Phi$ といいます.時速と磁束密度の関係は,ファラデーの電磁誘導の法則などを扱うときに大変重要です.それぞれの量の定義に注意しましょう.
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