共通テスト直前対策2025 第14回 原子と光

日曜日, 12月 28, 2025

2025 共通テスト 高校物理

t f B! P L

 光電効果ボーアの原子模型などを問う中で,光量子仮説 $E=h\nu$ $p=\frac{h}{\lambda}$ や,物質波(ド・ブロイ波) $\lambda=\frac{h}{mv}$ ド・ブロイ波長)について考えさせる問題が出題されます.光電効果X線の発生のしくみコンプトン効果ボーア半径の求め方水素原子のエネルギー準位水素の線スペクトル(リュードベリ定数の求め方)などを確認しておきましょう.型どおりの問題が出題されることが多いので,1度見直しておけば十分だと思います.

 放射性崩壊の種類と特徴を確認しておきましょう.α線β線を電場や磁場に進入させたときの運動の変化も考えてみましょう.このとき電荷だけに注目するのではなく,粒子の質量にも注目するようにしてください.

  半減期についても確認しておきましょう.問題文で十分に説明した上で,関係式や量を求める問題が出題される可能性もあるので,問題文をしっかりとよく読むようにしましょう.

 結合エネルギーは,ばらばらの核子から原子核が生成されるときに失うエネルギーです.したがって,結合エネルギーが大きくなるほど,原子核は安定(壊れにくい)です.結合エネルギーを求める問題では,1核子あたりの結合エネルギーを考えることが多いので,「1核子あたり」という表現に気をつけましょう.質量欠損は原子核の質量と,原子核を構成する核子の質量の総和の差です.質量欠損を問う問題もよく出題されるので,問題文に与えられている量を整理して考えるようにしましょう.

 核反応式では核子の数(質量数)と電荷(正負の電気量)が保存されることに注目してください.

 2024年度追試ではクォークが出題されています.教科書を最後のページまで読んで,興味・関心を高めるとともに,知識を身につけてください.

----------------------

 知識を問う問題として正誤問題も出題されたことがあるので,授業ノートや教科書で内容を確認しておきましょう.また,この分野の問題は型にはまった問題が多いので,知識があれば十分に解ける.さらに,知識がなくても解けるようにしてあることも多いので,分からないと思って諦めずに,問題文をよく読んで量的な関係を考えるようにしましょう.

 共通テストでは情報処理能力も必要なので,小問1題あたり2〜3分くらいを目安に解いてください.なお,問題のリンク先は大学入試センターです.

2025年度共通テスト本試第1問4正解:電子が電場と磁場から受ける力の問題.磁場のみの場合は,等速円運動をすることに注意すること.J.J.トムソンの実験を思い出すとよい.

2025年度共通テスト本試第1問5正解:ブラッグ反射の問題.ド・ブロイ波の公式を思い出すこと.また,図から光路差を $d$ を用いて正確に表すこと.

2025年度共通テスト追試第1問5正解:水素の線スペクトルに関する問題.ボーアの理論を思い出して,文章で指示されたとおりに考えればよい.$h\nu=\frac{\ch}{\lambda}$ を用いること.

2025年度共通テスト追試第4問正解:光電効果を題材とした問題.問1〜3は電場中での電子の運動の問題.問4,5は光電効果の知識が必要.問5ではアインシュタインの関係式 $E=h\nu$ を思い出すこと.

2024年度共通テスト本試正解:文章の前半は質量欠損と結合エネルギー,後半は半減期に関する問題.反応前後の質量の差に注目しましょう.

2024年度共通テスト追試正解:クォークに関する問題.クォークの電荷が分数になることや,陽子や中性子などのバリオンは3個のクォークからなり,中間子メソン)は2個のクォークからなることを知っていると解きやすい問題です.

2022年度共通テスト本試第4問4:ボーアの原子模型.ボーアの仮定(振動数条件)を見直しておきましょう.

2022年度共通テスト追試第4問A:X線回折.光の回折を思い出して,光路差を考えてください.

2022年度共通テスト追試第4問B:X線の発生.X線の発生のしくみを見直しておきましょう.問2,問3は光量子仮説を思い出しましょう.問4は光電効果を思い出してください.

2021年度共通テスト追試第1問4:コンプトン効果.運動量保存則と光量子仮説に基づいて考えること.

C16高校物理 目次

Translate

このブログを検索

YouTube

ブログ アーカイブ

筋ジストロフィーの高校生,宇宙を学ぶ

QooQ