共通テスト直前対策2025 第11回 電場・コンデンサー

木曜日, 12月 25, 2025

2025 共通テスト 高校物理

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 まず上の動画で電場と電位の関係について確認しましょう.また,電位の定義「外力が $+1\rm C$ の電荷に対して $1\rm J$ の仕事をするときの電位差を $1\rm V$ とする」を思い出しましょう.この定義から自然と $W=qV$ が導かれます.なお,$V=Ed$ の公式が利用できるのは,一様な電場中だけなので注意してください.反対に,$V=k\frac{Q}{r}$ が使えるのは点電荷のときだけです同様にクーロンの法則を用いることができるのは,点電荷間にはたらくクーロン力(静電気力)を求めるときだけです.合わせて復習しておきましょう.

 電気力線等電位面の違いを問う問題もこれまで多く出題されています.電場と等電位面の関係は,勾配(傾き)と等高線の関係に例えられます.電場と電気力線は同じものと見なすことができるので,等電位面と電気力線は直交することに注意しましょう.また,電気力線は正電荷から出て負電荷に入っていきます.この点にも注目してください.

 電場がする仕事は,等電位面や電位が書かれた図から読み取る問題としてたびたび出題されます.今考えている粒子が正電荷か負電荷に注意しましょう.また,$W=qV$ を使ってシンプルに解く問題もありますが,$V$ は電位差なのか.電位なのかを見極めてください.

 電気量 $Q$ と極板間の電位差 $V$ 電気容量 $C$ の関係を,ガウスの法則から導出する方法を確認しておきましょう.極板間の間隔を変えたり,誘電体を入れたりする問題が出題されることが多いので,比誘電率コンデンサーの極板間に金属や誘電体を入れたときのグラフも確認しておきましょう. 

 コンデンサーを含む回路の問題では,電荷の移動回路の各点の電位を考えましょう.回路の一部をアースして $0V$ にすると考えやすくなります.また,電気量保存則を見落とさないようにしましょう.また,「スイッチを入れた直後と「スイッチを入れて十分に時間が経ったとき」という文中の言葉にも注意しましょう.文章をよく読んで,どのような操作を行ったのか整理して考えるようにしてください.

この分野のまとめと確認テスト

電場と電位

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 電場と電位や,電場から受ける力の問題は毎年のように出題されています.共通テスト直前ですが,電場や磁場に関する定義,公式の意味を確認してください.また,単位についても確認しておきましょう.選択肢の中には,次元がまるっきり異なる解答も用意されています.また,コンデンサーを含む直流回路は頻出問題の1つです.大問として出題されることが多いので,自信のない人は基本例題程度の問題を多く解いて理解を深めましょう.

 共通テストでは情報処理能力も必要なので,小問1題あたり2〜3分くらいを目安に解いてください.なお,問題のリンク先は大学入試センターです.

2025年度共通テスト本試第4問2~4正解:磁場中で導体棒を運動させることで,コンデンサーを充放電する問題.問2では,コンデンサーが完全に充電されると回路(導体棒)に電流が流れなくなること,問3ではコンデンサーを充電するとき,電池のした仕事はコンデンサーに蓄えられる静電エネルギーと回路に発生するジュール熱になることを思い出しましょう.問4は充電されたコンデンサーを放電するときの,電流の向きに気をつけましょう.

2025年度共通テスト追試第4問1〜3正解:光電効果を題材とした問題.問1は極板の正負と,回路のアースされた位置を考えること.問2は電場から負の仕事をされたから,光電子が減速したことに気付くこと.問3は力学的エネルギー保存則より求まる.

2024年度共通テスト本試第4問1〜4正解:等電位線を描く実験を題材にした問題.問1で選択肢②と③で迷ったら,等電位線に直行するというルールで電気力線を描いてみると,②と③の違いが明らかになります.問2,3は電気力線の性質に関する問題です.問4では,$x=0$ 付近では等電位線が等間隔であることから,電場が一定であること,つまり $V=Ed$ を利用できることを読み取りましょう.

2024年度共通テスト追試第1問4正解:グラフを選択する問題.クーロン力は距離が離れるほど小さくなる力であることに着目しましょう.

2024年度共通テスト追試第4問1正解:コンデンサーは充電されるほど,極板間の電位差が電池の起電力に近づき,電流が小さくなる(流れにくくなる)ことを思い出してください.

2023年度共通テスト本試第4問正解:定義に基づいて考えましょう.問1,問2は上に書いてあることを参考にしてください.問3以降は,電流の定義 $I=\frac{Delta q}{\Delta t}$ を思い出せば簡単に解くことができます.

2022年度共通テスト本試第1問5:2本の直線電流が及ぼしあう力.単純に「電流の向きが同方向なら引力」と覚えてしまうと解けないので,導線1が作る磁場に対して,導線2を流れる電流が受ける力をフレミングの左手の法則で考えること.また,公式を用いずに,無限に長い直線電流がつくる磁場 $H=\frac{I}{2\pi r}$ ,$B=\mu H$ から,最後は $F=IBl$ で求める練習もしておくこと.

2021年度共通テスト本試第1問3:電場の大きさを考える問題.きちんと読めば間違えようがないと思います.

2021年度共通テスト本試第2問A:ブリッジ回路にコンデンサーを組み合わせた回路における過渡現象.文中にヒントが隠されているので,問題文をきちんと読むこと.また,コンデンサーと抵抗が並列接続であることに注目すること. 

2021年度共通テスト追試第1問3:等電位線と電場がする仕事の問題.電場と電位の関係を確認して,電場がする仕事を参考にすること.山を少し上って大きく下るイメージができれば良い.

C16高校物理 目次

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