物理量の次元を問う問題や,単位を基本単位で表す問題はよく出題されています.例えば,$\rm N$ をMKSA単位でどう表せばいいのか分からないときは,$F=ma$ のような簡単な公式を思い出すと,$\rm N \rightarrow kg\cdot m/s^2$ となることが分かると思います.
共通テストでは,明らかに次元(単位)が異なる選択肢が用意されていることがあるので,次元や単位を調べると問題が解きやすくなります.また次元や単位を調べることで,自分の出した答えの間違いに気づくこともあるので,単位の確認と基本単位で表す練習をしておきましょう.単位と次元については,こちらのテキストを参考にしてください.
グラフを選択する問題では,焦らずに縦軸と横軸の関係を数式で表してみるとわかりやすいことが多いので,安易に感覚に頼らずに物理学で考えるようにしましょう.また原点を通るとか,最後は0に収束するというような明らかな量的な関係を頼りに,選択肢を絞り込みましょう.
数値を計算する問題では,はじめに大ざっぱに計算してからきちんと計算するようにしてください.問題によっては,大ざっぱな計算だけで正解に辿りつける場合もあります.
最後に問題が分からないときのもがき方です.
①問題文を何度も読んで,キーワードに線を引く.
当たり前のことです.
②解答欄を見てから解き方を考える.
解答欄には正解があります.当たりを付けましょう.
③分かっている状況や量の関係を図で表したり,できるだけ多くの数式で表したりする.
ここで解き方に気付く人が多いようです.思いつくだけ図や数式を書きましょう.
④明らかに異なる単位になるような答えを消去して,選択肢を絞り込んで確率を高める.
勘に頼らず,センス良く正解を選択しましょう.
それでは残りわずかですが,がんばってください.
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これまで間違えた問題を見直して,間違えたポイントや注意すべき文章などを確認しておきましょう.また,最近の傾向としては,グラフ読取りのような探究的な問題が多く出題されています.今年受験した模試などを活用して,グラフから何を読み取るかを確認してください.
2025年度共通テスト本試第1問2・正解:万有引力から地球の質量を求める問題.解答欄の数値が1桁であることを確認して,ざっくりと計算すること.ただし,桁の計算は丁寧に行うこと.
2025年度共通テスト本試第2問3,4・正解:単ぶりこの実験の誤差と周期の測定に関する問題.問3は落ち着いて考えること.
2024年度共通テスト本試第2問1・正解:単位を考えると簡単に正解にたどり着きます.
2024年度共通テスト本試第3問4・正解:グラフの問題.問題文の「比例する」から正解を導きましょう.
2024年度共通テスト追試第1問4・正解:糸の角度が $90^\circ$ から,はじめは重力と静電気力が同じ大きさであることを読み取れれば,糸が切れた瞬間の加速度が同じ(時刻0での傾きが同じ)であることが分かります.したがって,正解が③,④の2つに絞られるので,後は静電気力の性質を考えながら,正解を選んでください.
2022年度共通テスト追試第1問5:問題の指示通り,丁寧に考えること.

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