ボーアの原子模型は,水素原子の線スペクトルを説明するために考えられたものです.仮説の立て方の1つとして,アブダクションというものがあります.アブダクションは立てた仮説が上手く事実を説明できるのなら,その仮説は正しいものであるとする仮説の立て方です.この場合は,ボーアの仮説が正しいとすると,水素の線スペクトルは上手く説明できるので,原子はボーアの原子模型にしたがうはずであるというのが,ボーアの仮説です.
大学入試では,ボーアの仮定(振動数条件)から始まって,リュードベリ定数までを導出する問題が出題されます.筋道立てて説明できるようになれば,全く難しい問題ではありません.エネルギー準位(軌道)間を電子が遷移する様子をイメージしましょう.
詳しい説明は下のテキストを参考にしてください.また内容の理解ができたら,ワークブックに取り組んで,自分の言葉で説明したり,例題を解いたりしてください.
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