今年度も「共通テスト直前対策」を連載します. +15点を目指してがんばりましょう.
効率よく学習するためには,得意分野や不得意分野を分析する必要があります.興味のある人は,下の方法を試してください.
まず表(表1)を作ります.そして9月以降に受験した模試や共通テスト問題集の問題をふり返り,出題された分野を付箋に書いて貼りましょう.
①に貼るのは「得意だと思っている分野で,正解した.」です.①は確実に得点できる分野だと考えてください.
②は「得意だと思っている分野だけど,間違えた.」です.②は理解が甘いところや,ミスを犯しやすい部分がある分野だと考えられます.しかし,内容は概ね理解しているので,理解をさらに深めたり,陥りやすいミスを減らせば,得点源となる①にしやすい分野です.共通テスト直前特別企画では+15点を目指すので,まず②を①に近づけることで得点アップを狙いたいと思います.
③は「苦手だと思っている分野だけど,正解した.」です.この分野はある程度理解していることが予想されますが,成功体験が少ないため苦手だと感じている可能性が高いと思われます.したがって,得点アップのために次にターゲットにするのが③です.基本例題程度の問題から始めて,「解ける」という感覚が身に付くまで演習すると自信が付くと思います.
④は「苦手だと思っている分野で,間違えた.」です.この分野はそもそも理解が甘い可能性が高いので,授業ノートや教科書を読み込んで理解に努めるとともに,基本問題程度の問題を解きましょう.他の分野の理解が深まると,自然と④の分野もできるようになることも多いので,焦らずに学習に取り組んでください.
分析をしたり,問題演習を重ねたりすると,付箋に「波」と書いていた分野を「波の干渉」というように,詳しく書くことができるようになります.風船を膨らませると表面積が大きくなるように,理解が深まったり,解ける問題が多くなったりすると,次々と細かく勉強しないといけないことに気付くと思います.この現象はレベルアップの証拠です.本番で思わぬ高得点をとれるかもしれないので,自分に期待してがんばりましょう.
今後の予定
回 | 分野 | 内容 | 更新日 | 曜日 |
0 | はじめに | 12/22 | 日 | |
1 | 力学 | 12/23 | 月 | |
2 | 運動の法則・平面内の運動 | 12/24 | 火 | |
3 | 仕事と力学的エネルギー | 12/25 | 水 | |
4 | 運動量保存則 | 12/26 | 木 | |
5 | 円運動・万有引力 | 12/27 | 金 | |
6 | 単振動 | 12/28 | 土 | |
7 | 熱 | 気体の状態方程式 | 12/29 | 日 |
8 | 気体分子運動論 | 12/30 | 月 | |
9 | 循環過程 | 12/31 | 火 | |
10 | 波 | 波の式とグラフ | 1/1 | 水 |
11 | 波の反射・屈折・回折 | 1/2 | 木 | |
12 | 波の干渉 | 1/3 | 金 | |
13 | 音 | 1/4 | 土 | |
14 | 光 | 1/5 | 日 | |
15 | 電磁気学 | 電場と磁場 | 1/6 | 月 |
16 | コンデンサー | 1/7 | 火 | |
17 | 直流回路 | 1/8 | 水 | |
18 | 電磁相互作用・交流 | 1/9 | 木 | |
19 | 原子分野 | 原子分野 | 1/10 | 金 |
20 | その他 | 次元,数値計算 | 1/11 | 土 |
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