気体分子の運動に注目して力学的に考えることで,圧力などの量やマクロな現象を説明する理論を気体分子運動論といいます.上の動画を参考に,気体分子の運動から圧力を与える式$p=\frac{Nm\overline{v^2}}{3V}$の導出方法を確認しておきましょう.
理想気体の分子の平均運動エネルギーが温度に比例することや,ボルツマン定数,理想気体の2乗平均速度,内部エネルギーなどの導出方法も1度見直しておきましょう.
この分野のまとめと確認テスト
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分子運動論そのものが出題されることは少ないのですが,壁と衝突するときに分子が受ける力積のような,分子運動論の考え方が大問の中で問われる可能性があるので,考える手順を確認しておきましょう.
共通テストでは情報処理能力も必要なので,小問1題を2〜3分くらいに目安に解いてください.なお,問題のリンク先は大学入試センターです.
2024年度共通テスト本試第1問2・正解:余計な情報に惑わされずに,分子の平均運動エネルギーが温度に比例することを思い出しましょう.
2024年度共通テスト追試第3問3・正解:2乗平均速度を思い出しながら解きましょう.化学の知識が必要です.
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