気体の状態変化に関する問題は,問題文をよく読んで状況を整理することが必要です.まず,「容器が断熱容器か,熱を通すのか」や,「気体が単原子分子理想気体かどうか」を確認しましょう.また,解答欄を見てから解答のあるべき姿をイメージして解く方法も有効です.
よく分からないときは,少し時間はかかりますが表(表の書き方)を書くようにしましょう.表を見ながらどの量が一定で,どの量が変化するのかを判断して,ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いましょう.「温度が一定である」や「容器は断熱素材である」,「ピストンはなめらかに動くことができる」,「片方の容器は真空である」というような表現からどの量が一定なのか読み取るようにしましょう.
ピストンの質量を変えたり,水深により水圧を変化させたりする問題も,これまで多く出題されています.これらの問題では力のつりあいを考えなければなりません.問題によっては,大気圧を考慮しなければならない場合もあるので注意してください.
p-Vグラフにおいて,等温曲線は反比例のグラフです.気体が断熱変化をすると,等温曲線を横切るように変化することを確認しておきましょう.ポアソンの関係式 pV^\gamma =constant が必要な場合もあるので,使いこなせるようになりましょう.
この分野のまとめと確認テスト
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気体の内部エネルギーの変化や,気体が外部にする仕事とあわせて出題されることが多いので,それらについては明日解説します.
共通テストでは情報処理能力も必要なので,小問1題あたり2〜3分くらいを目安に解いてください.なお,問題のリンク先は大学入試センターです.
2024年度共通テスト本試第2問2・正解:解答欄8は,あわてずに密度と体積,質量の関係を考えましょう.解答欄9は公式通りですが,P=\frac{\Delta W}{\Delta t}=Fv から答えを導いてもいいと思います.
2024年度共通テスト追試第1問2・正解:気体の内部エネルギーが保存されることに注目しましょう.単原子分子理想気体なので,状態方程式より内部エネルギーを U=\frac{3}{2}PV と表して考えると,簡単に解くことができます.
2024年度共通テスト追試第3問1,4・正解:音速を題材にした問題.問1は状態方式を変形して考えてください.
他に,2021年度本試で出題されています.
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