まず放射性崩壊の種類と特徴を確認しておきましょう.α線やβ線を電場や磁場に進入させたときの運動の変化も考えてみましょう.このとき電荷だけに注目するのではなく,粒子の質量にも注目するようにしてください.
半減期についても確認しておきましょう.問題文で十分に説明した上で,関係式や量を求める問題が出題される可能性もあるので,問題文をしっかりとよく読むようにしましょう.結合エネルギーは,ばらばらの核子から原子核が生成されるときに失うエネルギーです.したがって,結合エネルギーが大きくなるほど,原子核は安定(壊れにくい)です.結合エネルギーを求める問題では,1核子あたりの結合エネルギーを考えることが多いので,「1核子あたり」という表現に気をつけましょう.質量欠損は原子核の質量と,原子核を構成する核子の質量の総和の差です.質量欠損を問う問題もよく出題されるので,問題文に与えられている量を整理して考えるようにしましょう.
核反応式では核子の数(質量数)と電荷(正負の電気量)が保存されることに注目してください.
それでは共通テストまであと3日です.がんばってください.
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知識を問う問題として正誤問題も出題されたことがあるので,授業ノートや教科書で内容を確認しておきましょう.また,この分野が出題されるときは,知識がなくても解けるようにしてあることが多いので,分からないと思って諦めずに,問題文をよく読んで量的な関係を考えるようにしましょう.
2019年度センター試験追試第5問:放射性崩壊に関する知識と核反応式
2020年度センター試験本試第5問:ニホニウムを題材にした核反応式,質量欠損,電場中のα線,β線,γ線の軌跡
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