直流回路の問題では,各点の電位を考えることが重要です.そのために,まず直列接続か並列接続か確認しましょう.次に回路のある点を$0V$(アース)として考えると分かりやすくなります.キルヒホッフの法則そのものを使って解く問題はそれほど多く出題されていませんが,回路に流れる電流と各点の電位を考えるときに助けになるので,キルヒホッフの法則への理解を深めておきましょう.また,回路の対称性を考えることで簡単に解ける問題も多いので,これまでに解いた問題を見直すことも非常に有効です.
ホイートストンブリッジやメートルブリッジも頻出問題です.また,回路中にホイートストンブリッジが潜んでいることもあるので気をつけましょう.メートルブリッジの問題などで,抵抗値を変化させたときに電流がどちら向きに流れるかを問われることがあります.このような場合は,抵抗値を極端に大きく変化させたり,0にしたりして考えると分かりやすくなります.
非直線抵抗の問題も確認しておきましょう.非直線抵抗の代表例は電球やダイオードです.性質を理解するために,なぜ抵抗値が変化するのか説明できるようにしておきましょう. また,非直線抵抗の両端の電圧に注目しましょう.
コンデンサーを含む直流回路は1月8日(土)のブログを参考にしてください.
それでは共通テストまであと5日です.がんばってください.
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これまでコンデンサーと組み合わせた問題がよく出題されています.自信のない人は基本問題程度の問題や,国公立大学2次試験のような記述問題を見直しましょう.
2019年度センター試験本試第2問A:ダイオードを含む回路
2020年度センター試験追試第2問A:コンデンサーを含む直流回路の過渡現象
2021年度共通テスト本試第1問5:コンデンサーを含むブリッジ回路の過渡現象
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