まず運動量はベクトルであることを思い出しましょう.運動量を変化させる量である力積もまたベクトルです.ベクトルなので成分に分けて,各成分ごとの量が保存するということを考えることもできます.あわてて,スカラーである運動エネルギーと混同しないように気をつけてください.
物体がなめらかな面ではね返るとき,速度が変化するのは面に対する法線方向のみです.この点にも注意しましょう.
よいトレーニングなので,上の動画で扱っている速度交換も導出できるようにしておきましょう.また,問題文から速度交換が起こる条件(同質量,弾性衝突)を読み取れるようになりましょう.
それでは共通テストまであと12日です.がんばってください.
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運動エネルギーとの違いを問う問題がたびたび出題されています.また,衝突後の運動の向きや力積の向きなどを問う問題も多く出題されています.自信がない人は問題集の基本例題程度の問題も見直しておきましょう.
2019年度センター試験本試第1問1:運動量と運動エネルギーに関する正誤問題
2019年度センター試験追試第1問1:はね返り係数による運動の違い
2020年度センター試験本試第1問5:平面内の運動量保存則
2021年度共通テスト本試第3問B:本文の「衝突の前後」に注目
2021年度共通テスト本試第4問2:平面内の運動量保存則なので成分で考えること
2021年度共通テスト本試第4問4:本文の「摩擦力ははたらかない」から,水平方向の力積(力)が0であることに気付くこと.また文章から鉛直方向の速度の変化はないことは読み取れないことに注意
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