外力が保存力に逆らって仕事をしたとき,外力がした仕事の総量が,物体の蓄えた位置エネルギーになります.重力の場合,外力の加える力の大きさは重力の大きさw=mgに等しいので,縦軸を力F,横軸を移動させた距離xとすると,下のグラフのようになります.
ここで,外力がした仕事W=mghはグラフの長方形の面積と同じです.つまり,F-xグラフにおいて,直線あるいは曲線とx軸に囲まれた部分の面積は仕事(位置エネルギー)です.
積分により導出すると,ばねの弾性力はばね定数をkとしてF=-kxなので,外力がする仕事はW=-\int_0^x -kx dx =\frac{1}{2}kx^2です.外力は弾性力に対して反対向きなので,積分記号の前に"-"がつくことに注意してください.
詳細は「『高校生のための物理学』2.4.7.弾性エネルギー」を参照してください.
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