波の干渉は,光の干渉も含めて頻出問題の1つです.波の干渉を考えるときは,まず2つの波源が同位相であるかを確認するようにしましょう.2つの波源が同位相であれば,2つの波源からの距離の差が波長の整数倍の点が強めあう点です.1つの波源から出た波が,壁に反射して干渉する場合もあるので,どの部分が波源からの距離の差になるのかに注目しましょう,
どのような干渉縞ができるかを問う問題も多いのですが,まずはシンプルに2つの波源を結ぶ直線の垂直2等分線を引いてください.そして強めあう点を結んだ線を引きましょう.このときに2つの波源を結ぶ線分上は定在波(定常波)ができることをイメージすると線を引きやすいと思います.強めあう点を結んだ線の間に,必ず弱めあう点を結んだ線(節線)が現れます.ぜひ,上の動画を参考にしてください.
定在波において,腹(節)と腹(節)の間隔は半波長であることを知っていると,さらにイメージしやすいと思います.ピンとこない人は,テキストを参考にワークブックの作図をしてみてください.
-----------------------------
2021年度共通テスト追試第3問A・正解:弦に発生する定在波について,グラフを読み取ったり,波の式で表したりする問題.
2022年度共通テスト本試第1問1・正解:2つの波源が逆位相であることに注意してください.
2023年度共通テスト追試第4問・正解:進行波の干渉.波を進行方向へ少しずらして考えると動きが見えてくる.後半は平面波の干渉.2つの波源を結ぶ直線上の内側は定在波,外側は進行波になることに注目する.
0 件のコメント:
コメントを投稿