離島・遠隔地の障害児教育をサポートするテレビ会議

金曜日, 12月 15, 2006

科学・教育

t f B! P L
 本日(12/15),2回目のテレビ会議を行った。離島などの障害児教育(障害児という表現は好きではないが,他に適当な言葉がないので用いる)をサポートするのが目的だ。鹿児島大学教育学部の内田先生,土田先生,和泊町社会福祉協議会の村山さん,九州大学工学部の麻生先生,理研の戎崎先生,鹿児島県内の養護学校教員らとともに始めた。沖永良部島には養護学校などの施設がない。近くに養護学校などが無くても,障害児が高校を卒業するぐらいまでは親元で育ってほしいと思っている。そのためには,障害児の周りの人々,保護者や担任らをサポートする必要があると考えた。
 沖永良部島などの離島において,障害児教育の情報は乏しい。小学校や中学校の特別支援学級はもちろん,公共機関の療育センター職員も多くの悩みを抱えながら障害児教育に携わっている。一口に障害児と言っても,その障害は多種多様である。とても一人でカバーできるものではない。専門家の意見を聞くことで,少しでもその助けとなればと思っている。
 今日のテレビ会議でも保護者らの切実な質問が聞かれた。また,内田先生の懇切丁寧な回答はとても勉強になったし,何よりも保護者はその言葉に感激していた。今後,他の離島などでもこのような取り組みが始まることを期待している。また,障害児と,彼らを取り巻く人々が多くの愛情に見守られ,ストレスのない環境を享受できることを願っている。
 
 
 

C16高校物理 目次

Translate

このブログを検索

YouTube

ブログ アーカイブ

筋ジストロフィーの高校生,宇宙を学ぶ

QooQ