電子や陽子,それらを構成するクォークなどの粒子の世界は,粒子と波動の2重性を考えなければなりません.ド・ブロイ波長は物質粒子の波動性を表す量です.粒子が波の性質をもつため,電子顕微鏡のような機器に応用されています.次のボーアの理論につながる章なので,理解を深めてください.
光量子仮説に基づくと, $E=h\nu =\frac{ch}{\lambda}$ より,波動性が強く表れた状態はエネルギーが低い状態です.反対に粒子性が強く表れた状態はエネルギーが高い状態といえます.単純に「波長が長いとエネルギーが低い」というように覚えてしまうと応用が利かないので、光量子仮説と関連付けて考えてみましょう.
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